ちょっと甘めの微発泡ワイン。

           




           アトリエ デュ ヴァンの お奨めワイン

私が初めてここのワインをいただいた時、なんて自然な味わいなのだろうと感じ、甘いワインは殆ど口にしない、友人に送ったことがあります。

普段は、ブルゴーニュを飲むことが多いらしいですが、そのワインを飲んでから、その友人のワインの選択肢に、『微発泡のちょっと甘めワイン』も加わりました。





Camillo
Donati
 カミッロ ドナーティ


現当主カミッロの祖父であるオルランドが1930年に植えたブドウによる自家消費用から始まったワイン生産を、カミッロが商業化したワイナリー。


エミリアロマーニャ州はポー河流域の肥沃な平野部が中心となっていることから、畑では仕立てを上へ高くして収量を増やすのが主流です。


しかしこのカミッロは標高約250m
東向きの畑で一切の化学的な薬剤を使用せずにブドウを栽培、ワイナリーではこの地方に残る伝統的な手法にこだわり続けています。


生産しているすべてのブド
ウに対してマセレーションを行い、野生酵母による醗酵、全ての工程で温度管理を行なわず、出来る限り自然な形で醸造。


フリッザンテ製造のためのフィルタリ
ング作業にも木綿の袋を使用。二酸化硫黄の添加もブドウをプレスした直後にのみ使用されるだけで、その量もごく少量(
30-40mg/l)。




I
Suoi Vini Frizzanti
カミッロの造るフリッザンテ(微発泡ワイン)



在生産されているほとんどの発泡性のワインはその利便性からシャルマー方式(ステンレスの密閉容器でモストを醗酵させ、炭酸ガスの一部を逃がさずにワイン
に溶け込ませ、発泡性のワインにする)で造られており、イタリアで最も有名な微発泡性ワインであるランブルスコもほとんどがシャルマー方式で生産されてい
ます。


カミッロはかつてこの地方で伝統的に行なわれていた、ワインの残糖分とブドウに付いていた野生酵母を利用しての瓶内2次醗酵をいまだに行なっていま
す。


それはA.アルコール醗酵が完全に終わり辛口に仕上がったもの、B.醗酵途中のモスト(アルコール度数で2.5‐5%程度)を一部取り出し、翌春まで冷暗所に保管しておいたもの、この2つをブレンドしてボトリングすることで生み出されます。


Bの、
醗酵途中のモストの醗酵を止め、甘いまま翌春まで保管しておくために、木綿の袋がフィルターとして使用されます。木綿程度の目の粗さでは酵母や微生物は難
なく通ることができ、本来のフィルターとしての意味はほとんど無いのですが、これに通すことで活動していた酵母たちは何らかのストレスを受け、醗酵を一時
的に止めてしまいます。


そのモストを密閉容器に入れ冷暗所に保存し、翌春ボトリング前にAのワインにブレンドします(辛口のフリッザンテの場合、アルコール度数で1%程度を瓶内2次醗酵で生産させるため、ブレンドしたワインが約1.6%
糖分を持つように調整します)。


ボトリング後、温度の上昇が主な要因でしょうが目覚めた酵母が再び活動を始め、ワイン中の残糖分を食べ、アルコールが生成
されるのと同時に炭酸ガスが発生し、夏を越え秋になるころにはフリッザンテとなるわけです。


白のフリッザンテにはマルヴァジーアを、赤のフリッザンテには
ボナルダの醗酵途中のモストを使用しています。
Bのモスト(ワイン?)で、辛口のフリッザンテのブレンドに使われずに残ったもので、ドルチェ(甘口)のフリッザンテが造られます。

       ***インポーターさんの資料より抜粋***








               今年のクリスマス。

ワイン好きなあの方へのクリスマス・プレゼントは、アトリエ デュ ヴァンで。








   
                    



                   
 あの方に贈りたくなるワインがある
、そんなワインショップを目指しています。

          『VIETRI』のパスタが買えるワインショップ





                                        

                                      
                         ワイン・カフェ 
       
                Fridays &Saturdays  12:00~22:00
                Sundays                     12:00~20:00





    12月からのワイン&チーズレッスンの詳細はこちらから
 → リンク



             
                  
  
                       
                              クローネ郡山2階
              phone 024-954-7666







  


Posted by 加藤洋子 at 2008年10月28日08:00ワインショップ
QRコード
QRCODE
トップ画面
御訪問ありがとうございます
ワイン会等の情報のために登録なさいませんか?
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 37人
プロフィール
加藤洋子
加藤洋子
贈り物のワインは、選ぶ側も贈られる側も嬉しい。
ワイン好きにとっては。
同じ時間なら、テンションが上がる時間を過ごせるような、ワインが好きです。

ワインだけで完結するものもあれば、食事があって引き立つワインもあります。

有名銘柄にとらわれることなく、知名度が低くてもコンディションの良いワインをご提案するワインショップです。

ラフィットに出会い、ワインスクールへ。                
1989 C&Wアカデミー チーズアドヴァイザー認定 1991 C&Wアカデミー ワインアドヴァイザー認定 1994 C&Wアカデミー ワインマスター認定 お宿でワイン・コンサルタント業 NHK カルチャースクール・ワイン講座講師(2008年秋~)NHKチーズ講座講師(2009年10月~2010年9月) 東部ガスワイン講座講師(2010年6月~)


                        
オーナーへメッセージ