ジェラルド・アシャー 『世界一優雅なワイン選び』集英社文庫
■ワインの売買と飲用に評価点を持ち込む(アメリカ的)現象には、およそ意味がない。味覚という主観的な領域では、普遍的に当てはまる物差しなどありえないのだから。数字信仰は良いワイン造りにとって、危険なくらい有害だ。アメリカの小売業者は、自分では何の努力もせずに、出来合いの評価点を売上増の手段にしている。評論家は自分に優等賞を授ける権利があると勝手に思い上がっているのは、一面純情でもあるのだが、酒販店はこれにつけこんでいる。経験も足りず自信もない消費者は、評価点をあてにすれば優良なワインが手に入ると、これまた軽率に思い込んでいる。 (『世界一優雅なワイン選び』より抜粋)
比較テイスティングを繰り返しトレーニングすることで、ワインの味覚は鍛えられます。
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Posted by 加藤洋子 at 2008年08月26日18:34
│ワイン