11月のブルゴーニュ・造り手別 カミーユ・ジルー




今月は、メゾン・カミーユ・ジルーです。

2003年ヴィンテッジから、ダヴィッド・クロワが醸造しています。

2001年のリュリー、メルキュレ等、印象に残る白ワイン。

お寿司のワイン会などで、よく使っていた造り手なので、

記憶に残っている方も多いと思います。




ジュヴレィ・シャンベルタンの2001と2008.

2008の赤は、サヴィニレ・ボーヌ 1er Cru.

白は、2008のムルソーです。



11月のブルゴーニュ・造り手別 カミーユ・ジルー
Gevrey-CHAMBERTIN Les Crais 2008


11月のブルゴーニュ・造り手別 カミーユ・ジルー
SAVIGNY-LES-BEAUNE LES PEUILETS 1er Cru 2008


11月のブルゴーニュ・造り手別 カミーユ・ジルー
MEURSAULT LaBarre 2008


11月のブルゴーニュ・造り手別 カミーユ・ジルー
Gevrey-CHAMBERTIN 2001




2010年11月22日(Mon)19:00~

お問い合わせはお気軽に。
 




(インポーター ラシーヌ資料から)
カミーユ・ジルー社は1865年に設立されました。祖先はユグノー教徒の迫害期にスイスに移住していましたが、カミーユ・ジルーはフランスに戻り、ブルゴーニュで大土地所有者の女性と結婚しました。現在の居住地に居を構えたのは、1890年代後半のことです。

 私たちは1988年にジルー家の人々と初めて出会い、古いヴィンテッジのワインが数多くセラーに眠っているのに驚嘆しました。 ジルーは10年から15年の熟成を要する「長期熟成型の赤ワイン」を専門にしている、最後の世代に属する小さなネゴシアンです。たとえば、明らかにマロラクティック醗酵を経ていないプイィ・フュイッセ1959年や、深い色調をおびて未だに力強さを秘めるコルトン1947年などの、素晴らしい珍品を抱えていたのでした。私たちは由緒あるカミーユ家の後継者であるLucien Giroud(リュシアン・ジルー)氏と出会いました。氏は、長期熟成のためにタンニンが重要である所以を力説していました。

リュアンが亡くなった後、2人のジルー兄弟が経営を引き継ぎました。彼らは過去と絶縁して新たな道を選ぶ決意をし、自ら醸造するためにセラーを設立しました。仕上がったワインを購入するという伝統を受け継ぎながら、彼らは購入したブドウでもって自ら醸造を始めたのです。ジルー家にとって1990年代は、実験と発見の年でした。しかし、残念ながらジルーはこのビジネスに必要な資金に事欠いたため、2002年にJoe Wender(ジョー・ウエンダー)氏とAnn Colgin(アン・コルギン)氏が率いる、アメリカ人のグループに売却されました。

現在、ここで専属のワインメーカーを務めている人物は、ダヴィッド・クロワです。 ダヴィッドを強力に推薦したのは、ドメーヌ・クロ・デ・ゼプノーのBenjamin Leroux(バンジャマン・ルルー)氏です。カミーユ・ジルーというメゾンの何よりの魅力は、3世代にわたるブルゴーニュにおける栽培の歴史が、生き続けていることです。

1942年から1989年にわたってメゾンを率いてきたリュシアンは、ブルゴーニュワインは必要な期間の熟成を要すると信じていました。彼は〈ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエクリュ〉のような力強いアペラシオンを好み、1976年や1988年のようなヴィンテッジを心から愛していました。リュシアンのワインは、彼の時代を表現しています。

ジルー兄弟は90年代に拡がったあらゆる醸造方法を試み、白ワイン同様赤ワインもバトナージュを施したりしました。が、その一方で、《ジルースタイル》に対して敬意が払われ続けました。
 
ダヴィッド・クロワは彼の世代、つまりは現代の典型ともいえる人物です。すなわち、彼は〈ハウス・スタイル〉よりも持ち前のテロワールを尊重するだけでなく、アペラシオンの特徴と、各ヴィンテッジから自ずと生まれる特徴をも、直感的に感じとる才能があります。

カミーユ・ジルーはワイン・ジャーナリズムからの評価もきわめて高く、重要なワイン専門誌2誌からも高く評価されています。たとえば、カミーユ・ジルーの赤ワインは、“Wine Spectator”誌では《推薦ブルゴーニュワイン》として2002年と2003年の両ヴィンテッジが選ばれ、“Decanter Magazine”誌においては、2003ヴィンテッジが《特選赤ワイン30本》に選ばれました。

のみならずダヴィッドは、“Burghound.com”のAllen Meadows(アレン・ミドウズ)、“Burgundy-Report.com”の Bill Nanson(ビル・ナンソン)の両氏から大変高い評価を受けました。また、Clive Coates(クライヴ・コーツ)氏からは、「ここに26歳の若き天才ダヴィッド・クロワあり」 という讃辞を引き出したのです。









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11月のブルゴーニュ・造り手別 カミーユ・ジルー


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Posted by 加藤洋子 at 2010年11月15日20:35 │ワイン会


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